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1. 見る私なんていない
――先生は新著『新版 哲学の謎』で、行為とは社会的な概念ではないか、という議論をしておられますね。今日はこれについてくわしくお聞きしたいのですが、
2. メカニズムで行為を捉える
「行為」とは何かと考えると、「自分でコントールできている」という感覚があるのではないでしょうか。自分でコントロールできている動きとは、自由な動きでもある。つまり自由というのは、自分でコントロールできることである、と。
3. 意味で行為を捉える
――行為をある心理状態によって引き起こされたものだとする「メカニズムの観点」では、自由が切り離されてしまうというお話でした。「ご飯を食べたい」という思いが自然に生じ、それに従ってご飯を食べるのだとしたら、自由なんてないじゃないかと。では改めて、行為というものをどう捉えればよいのでしょうか。
4. 自由のありか
じゃあいったん話が変わって、また後で合流する形になりますけど、自由にとっていちばん問題になるのは「決定論」という考え方です。
