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戦後(60年代以降?)国家権力を監視・批判するジャーナリスト達が、政治家や官僚といった従来のエリートとは別のエリートとみなされるようになった。彼らが一部の人びとの反発を買ったのは、その主張(だけ)ではなく、その「物言い」が影響していたと。ある種のパターナリズム、あるいは啓蒙主義的な態度が毛嫌いされたのだとしたら、それは無理もない。どれほど「正しい」考えであっても、親が子どもに、教師が生徒に話すように語られては反発したくなるのは当然だ。

2024.02.25

一方で、そういった知識人やマスメディアもある種のエリートなんですよね。日本の政治経済を動かしているエリートの横暴を批判している連中だって、結局は文化エリートじゃないかと。妙に上から目線だし、自分たちが決めた「新しい正しさ」を押し付けてくるだけじゃないかということで、それに反発する人たちが出てきた。

3. 誰が弱者か

メディア研究、社会運動論

伊藤昌亮

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