[講座情報]日本文化は「むなしさ」に耐えれるか?

講座の内容

今回は、ノンフィクションライターの最相葉月さんと精神科医かつ歌手であるきたやまおさむさんにご登壇いただき、現代日本文化を念頭において「こころをめぐる冒険」を試みます。

最相さんには「信じれば救われる?!」という題でお話しいただきます。「近年は精神医療・カウンセリング、キリスト教の現場を取材してきました。そこで出会った人々の生き方や言葉から、この国が抱える問題点が浮きぼりになりました。道徳や秩序が崩れ、「社会の底が抜けた」という表現をよく目にする昨今、精神医療や宗教は生きる助けになるのかを考えたいと思います」。

きたやまさんには「「むなしさ」を分析する〜文化から学ぶ」と題してお話しいただきます。「もともと日本語には「むなしさ」「はかない」「うつろい」と、無常感を表現する言葉が豊富で、これに美を感じる向きもある。もちろん、これに圧倒され巻き込まれると自虐性と連動し危険であるということも知るべきだろう」。

このお二人のやりとりに島薗が加わり、精神医療と宗教と宗教研究は現代に生きる日本人の支えとなるものを見定められるのか、ともに考えていきたいと思います。(筆:島薗進)

日時・開催形式

2025年5月11日(日)14:00~16:30

会場:緑が丘文化会館203号室

受講料

一般 2,500円

東京自由大学会員(年会費振込済み)2,000円

学生 1,500円

東京自由大学学生会員(年会費振込済み) 1,000円

以下のリンク先よりお申込みください(東京自由大学のPeatixサイトへ移動します)

https://peatix.com/event/4375541/view