【夢分析:人生のエレベーターと老賢人(old wise man)】
(登場する象徴)
わたし・・自我(主人公)
エレベーター・・人生の主題(積極的な模索)
解決(横に動く)・・悟り(フレームチェンジ)
父・・老賢人 (old wise man)
C.G.ユングが提唱した元型の一つ. 父親元型. 経験の知恵や理性, 堅実な判断によって特徴づけられる
(夢の詳細)
長年わたしを悩ましてきた目眩と迷い。
それがこの夢で解決したんです。
わたしはデパートで、買い物したりウインドウショッピングしたりして遊んでいました。
楽しみながらも、ひとつだけイライラもしていました。
エレベーターに乗って、目的の階で降りようとするたびに、ドアが開くと、目的地とはちがう場所なのです。
何度もやり直しても、イメージしている目的地へなかなか着くことができない。もとの階へ戻って、ボタンを押しなおして、ドアが開いて、目的地だと確認するまで、いつ着けるのかわからない。
このエレベーターはどうなっているの? いったいわたしをどこへ連れていこうとしているの?(イライラ)。
その日も何度か試行錯誤を繰り返していました。ふと気づくと、何年も前に亡くなったわたしの父がニコニコしながらうしろに立っています。
あら父さん、懐かしい。どうしたの?
◎子がね、あんまりイライラして困っているから、教えてあげようと天国からやってきたよ。いいかい、◎子や、エレベーターはね、上下に動くだけじゃない。横にも動くのさ。
あ! そーかー。横にも動くんだ。わたしったら、縦に動くしか考えてなかったから、なかなか目的地に行けなかったんだね。なーんだ。
新しい発見に、人生のすべてが解決した思いで、わたしは父と一緒にケラケラ笑いました。
2023.01.21