【 ギリギリのひと④「鳥になりたい」】
クライエント像:29歳・秘書・ロングヘア・清楚な女性
①「イヌムラさんは仕事がら、人の視線、仕打ち、言動に対して、センチメートル単位で感じ取れるのでしょう。わたしが感じる一般のひとは、親も含めてメートル単位。中にはキロメートル単位のひとも。
でもね。わたしはミクロン単位です。痛い。痛い。痛い (両腕で自分を抱きしめて泣く)」
②「駅の側に川があります。ふと見ると大きな白い鳥がいました。しばらく見ているうちに涙があふれて、声をあげて泣いていました。わたしは、わたしは、鳥になりたい。鳥は、鳥はね。餌を捕ることしか考えていない。ほかのことなんか、考えていない。わたしは鳥になって、餌を捕ることしか考えていない生き方がしたいです(泣く)」
※事例は特定されないことを条件に教材にすることの許可を得ています
2023.01.21