【ロク太郎とバアチャン】
タムラは熱い食べ物がにがてです。
いわゆる猫舌なのですが、正しくは犬舌ですにゃ f(^_^;
その違いはというと、猫は冷めるまで食べませんが、犬はやけどしながら、キャンキャン言いながら食べるんです。
さて、わたしのバアチャンは、朝一番に庭でかんてき(七厘)に練炭をいこします。その火で夕げの煮物まで、日がな一日ゆっくり気長にお料理します。
そこで登場するお庭の番犬の愛犬「ロク太郎」くん。もちろん、犬舌。
ある日、庭でバアチャンがロク太郎くんを叱っています。かんてきで焼いていたサバの切り身をかじったというのです。
「バアチャン、練炭の火の上でジュージュー焼けている切り身をかじるのは無理やん」と、わたしはロク太郎くんをかばいました。
ロク太郎くんも「ぼく知らないよー」という風情で、とぼけています。
しかしバアチャンは知っていた。ロク太郎くんの片方のひげが焼けてなくなっているのを(^^;)
2023.04.02