[講座情報]海と生きるための言葉~青いエンジンと人類の関係を問い直す
講座の内容
地球の表面積の約7割を占め、水の循環をつかさどる海。私たちは、たとえ海から遠く離れていても、全面的に海と関わって暮らしています。そして、人間活動が地球に深刻な影響を与えている現代において、世界に対する私たちの態度を再考するには、海との関係を問い直す必要があります。昨年11月に日本語訳が刊行されたヘレン・チェルスキーの著書『ブルー・マシン——海というエンジンと人類史』(エイアンドエフ)は、そのことを教えてくれる書物です。
この本でチェルスキーが強く訴えるのは、海について知ることを通じて「世界の見え方」(パースペクティヴ)を変える必要があるということです。そのためには海を描き出す「言葉」が間違いなく重要な役割を果たすでしょう。
この講座では、人類学や生態学などの幅広い知見を通じて言葉について考える詩人の管啓次郎さん、『ブルー・マシン』を翻訳した林真さん、インドネシアのサマ(バジャウ)の人々が海をどのように見ているかに言葉の側面から迫った著書『海を「視る」技術』(京都大学学術出版会)を今年刊行した中野真備さんをお招きして、海と私たちとの関係を改めて考えます。
日時・開催形式
2025年5月25日(日)14:00~16:30
会場:A&Fカントリー渋谷スクランブルスクエア店
受講料
一般 2,000円
東京自由大学会員(年会費振込済み)1,500円
学生 1,000円
東京自由大学学生会員(年会費振込済み) 500円
以下のリンク先よりお申込みください(東京自由大学のPeatixサイトへ移動します)