[講座情報]戦後80年 シンポジウム「戦争とメディアと宗教」
パネリスト:永田浩三×森達也×斉加尚代
コメンテーター:西村明 司会:島薗進
講座の内容
2025年はアジア太平洋戦争後80年の年である。アジア太平洋戦争は310万人ともされる日本人と、それを何倍も上回るアジア太平洋地域の人々の犠牲をもたらした末に終結した。
攻撃的な植民地支配と対外侵略に対して、日本国民はほとんど抵抗することもできず、むしろそれを歓迎し加担することになった。そのことに関わってメディアと宗教が果たした役割は小さいものではない。いったいなぜそのような方向へと向かってしまったのか。
戦後はこのような戦前、戦中の政治だけでなく、メディアや宗教・精神文化・教育のあり方、また社会のあり方を批判的に捉え返すことも課題として意識されてきた。しかし、そのような方向性が保持され、受け継がれてきたと言えるだろうか。むしろ、時が経過するとともに獲得されてきたはずの報道の自由も後退し、良心の自由も脅かされる傾向が強まっているのではないか。
デジタル化が進み、SNSが広まる時代には、さらに真実を歪める新たな要因が加わっているかのようだ。このシンポジウムでは、こうした問題について取り組んで来られた方々のお話をうかがいながらともに過去を省み、現在の課題を考えていきたい。
日時・開催形式
2025年7月27日(日)14:00~17:00 (開場13:30)
会場:東京大学本郷キャンパス国際学術総合研究棟3番大教室
受講料
一般 3,000円
東京自由大学会員(年会費振込済み)2,500円
学生 2,000円
東京自由大学学生会員(年会費振込済み) 1,500円
以下のリンク先よりお申込みください(東京自由大学のPeatixサイトへ移動します)