「無知の知」という言葉があるが、人間は、人間のすべてを知りえることはできない。それは他者はもちろんのこと、自己ですらも。知っても、知っても、それでも全部わかることは、きっとない。それなら、いっそ、仮面をつけて、おしゃべりを楽しもう。違うもの同士が、お互いを尊重しながら一緒にいられるコツは、きっとそこにあるのでしょう。
2023.04.24
だから人々は、個々の人格は取っておいて、お互いにただの人間として、もしかしたら仮面を付けて、おしゃべりを楽しむ。そのときに人は、違うもの同士として一緒にいられると。
コミュニケーションの社会学
奥村隆