コミュニケーションとは、「言葉の交わしあい」のことではない。存在と存在がそこにあり、それぞれの、お互いの、「生きる」が交錯するプロセス、それはきっと、すべて、「コミュニケーション」と言ってよい。そして、そういう自然体な過程の中だからこそ萌芽するものもきっとあるはず。そんなことを思いました。
2023.04.23
私は、移動中の車内でのこうした会話が大好きでした。面と向かって、レコーダーを回しながらインタビューをすることも必要ですが、同時に、運転席と助手席という配置だからこそ、気楽に話すことのできる会話というものがあります。「向かい合う関係」ではなく「並び合う関係」。集中した聞き取りではなく運転中の会話。あくまで運転がメインであって、そのお供として会話があるような空間。「ながら会話」と呼べるかもしれません。運転しながらの会話、あるいは洗濯をしながらの会話。
比較社会学、身体文化論
石岡 丈昇