多摩美術大学教授。専門はイタリア中世・ルネサンス美術史。主に「ルネサンス美術様式の起源の問題」、「キリスト教の聖堂の空間デザイン（装飾プログラム）」、「ルネサンス期の画家と現代のデザイナーの共通性」を研究テーマとしている。フィレンツェの美術史研究所における専門研究の一方で、そこで得た成果をより明確化するために、わかりやすい言葉でより多くの人に語る機会を意識的に設けている。そのため、大学に限らず複数のカルチャーセンターでも積極的に講義を行い、美術作品にはいかにたくさんの情報が内包されているか、そしてそれが現代の日本人にとっても非常に興味深いということを伝えようと試みている。