理工系研究における「論文」とは
トイビト編集部

理工系の研究における「論文」とは一体どのようなものなのか。「何かしら重要そう」と感じてもらえれていればよいのですが、この機会に丁寧に説明したいと思います。興味を持ってもらえる部分も多くあると思いますが、私感を多分に含むことをあらかじめご了解ください。なお、理工系の多くの分野にある程度は共通する話であると思いますが、それ以外(例えば文系)の研究活動については私の知識がないため、あくまで理工学系の研究における話だという認識でお読みください。また、時代の流れによって徐々に変わっていく部分もあるかと思いますので、その点もご了承ください。(全4回)
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1. 永久に残る作品 ― 論文の恒久性 ―
横山 大輔
私は山形大学で有機ELデバイスに用いられる有機半導体材料に関する研究をしており、物理化学を基礎とした分光解析に重点的に取り組んでいます。山形大学には「有機エレクトロニクス研究センター」や「有機材料システムフロンティアセンター」等の国際的研究拠点があり、大学院にも「有機材料システム研究科」があるなど、有機材料研究に特に